【新曲レビュー】UNISON SQUARE GARDEN 春が来てぼくら
『春が来てぼくら』
ドラマチックなストリングスからイントロが始まる。
シンプルなミュートで奏でるAメロや、エッジの効いた休符があるBメロは、サビへの期待を膨らませる。サビは花が咲き誇る様が見える美しい展開。
アニメのオープニング曲ということがあってか、言葉選びもわかりやすいものが多い。
UNISON SQUARE GARDEN「春が来てぼくら」ショートver.
『ラディアルナイトチェイサー』
性急な曲。『流れ星を撃ち落とせ』の展開に、『Fake Town Baby』の緊張感を失くして、格好良いところを詰め合わせた様。急かすようなイントロに対して、サビの最後の「目が覚めるまでそっとしておいて欲しい」という言葉とメロディの相性が最高。
『Micro Paradiso!』
そこまで高度なキメ等がなく、シンプルなポップな曲。とはいえ、言葉の数はいつも通り多いので「舌戦でコテンのパン」にされそうだ。
面白いのはラストのサビ前から。身構えずにボーっと聴いていたら、途中でスポンサーのお知らせが入るかのような遊びがある。
ざまみろ、これは僕らの歌だ。
このシングルのキャッチコピー。良い意味で期待を裏切られ、この言葉が聞こえてくる。
1曲目で優しくキャッチーに、2曲目で既存のファンにお望みの格好良さを提供し、
3曲目で遊び心でトドメを刺された。
4月からのツアーはこのシングルと1月に出たMODE MOOD MODEを引っ提げて行く。
楽しみしかない。