【月曜の雑記】怖い話の安心感
小さい頃から、祖母は"あの世"の話をよくしてくれた。自分の経験や、誰かから聞いた話まで。いわゆる"臨死体験"を、よく話しては私を怖がらせた。
(三途の川まで行ったが、死んだお兄さんに止められたとか、あの世に行く道を歩いている途中で飼い犬の鳴き声がして振り返ったら行かずに済んだ、幽体離脱して自分を見たとか)
家系的に、自分含めた家族みな不思議体験をしていることが余計にそうさせた。おかげで肝試しやお化け屋敷は絶対に怖くて参加出来なかった。
まったくメリットがないと思っていたけど、そんなことはなかった。
先日、祖母が亡くなった。
ショックだけれど前述の話を何度もされた為、遠い所に行った気がしないのだ。
まぁ喪主の手足になって忙しくしたり、飲んでいる薬のおかげもあるとは思う。
それでも、あぁ見守られてるなぁという安心感がとてもある。
今は、あの時話してくれたあの辺にいるかな、この辺で私の事見てるのかな、とか昔話を思い出す。
怖いだけの話が、こんなに安心感をもたらしてくれるとは驚きだった。
絵を描くことが好きだった