とあるドラマーに寄せる
先日、TATSU ROCK50の宣伝の為の取材をさせていただきました。
たつさんに初めてお会いしたのは、私が21歳頃。セッション仲間である、さりーさん主催の合宿でした。
たつさんの第一印象は、ゆったりしていらっしゃる方、でした。
しかし、忘れもしません。ROSSOのアウトサイダーのドラム。
少し俯いたかと思ったら、バチっと切り替わって。スマートなパワフルさとキレのある音。
「なんか…すごい迫力の人がいる…」
そこで縁あって、合宿主催さりーさんとたつさんとMASS OF THE FERMENTING DREGSのコピーバンドをすることになりました。
そこで私は、ライブで演奏する時の姿勢や、コピーする音楽に向き合うことを教えてもらいました。(と勝手に思っています)
曲の解釈を始め、メロディの切り替え、見てくれる人のこと。
スタジオの中でたくさんお話して下さいました。
そして、なんといっても面倒見の良さ!!!
練習後の帰路についている時、その日の良かった点・成長した点を個別に連絡して下さるのです。
当時私は、カントリー・ブルーグラス系から邦楽の挑戦しているところでした。
ディストーションを使い、人生で最大の音量でアンプから音を出していました。(今はもうなんとも普通ですが)
なれない壁にぶち当たっている時に、ひとつひとつ丁寧に教えてもらいました。
それは、ギターのテクニカル的な部分ではないけれど、音圧だったり、演奏の迫力で「なんかスゲエ」って思わせること。
見るほうも演奏する方も感じられる楽しさでありました。
数年前に話したことと、この前の取材で話したことに変わりはなく、
まっすぐ先へ進む姿は、自分にとってのスーパードラマーでありました。