Minority Report

毎週月曜の夜・木曜の朝に更新。人様のライブを告知したり、レポするページ中の人のブログ

ボーカル支える為に楽器やってるんじゃねぇよ

 この言葉を放った彼(ステージ中央)の様相。

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見事に体現している。誰よりも目立ち、ボーカルを支えようという気があまりないが、UNISON SQUARE GARDENコピーバンドという点では正しい。存在で10点満点。

(注:じっとしていれば、とても上手なベースを弾く男である)

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 さて、前述の言葉は賛否両論だろう。

楽器演奏者は、「弾いてみたい!」という気持ちが先であって、「支えたい!」と思って楽器を始めた人は多くないだろう。

 とはいえ"支える"気ゼロで好き勝手弾いたら、他の楽器とは合わないわ、歌は聴こえないわという惨事になる。

 たしかに、ボーカルにしか目が行かない人もいる。ステージの中央に立ち、スポットライトは集まり 目立つ。

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 でも、もし余裕があったら観て欲しい。

全員一緒に弾いた格好良いキメ。

向かい合って弾く姿。

難しいリズムの時に、様子を伺う目線。

全神経集中させたであろう弾いたフレーズ。

楽しそうに弾きながら、お客さんを見つめる姿。

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 そういうものの集合体が、バランスよくステージ上にある。

確かに"支え合っている"けれど、もっと純粋な気持ちのやりとりがたくさんある。

それをもし感じる事が出来たら、"支える"の先が見えるかもしれない。