【ディスクレビュー】ギヤ・ブルーズ/ TMGE
私の音楽生活を変えてしまった1枚。
thee michelle gun elephantの『ギヤ・ブルーズ』
1998年11月にリリースされたアルバムに出会ったのは、16年後だった。
きっかけは、たまたまアベモデルのギターを買ったからだ。(カントリーでも、それ以外のジャンルでも使えるものを、と探していた)
バンドは解散していたし、アベはもう居なかった。
それでもアルバムを聴いたり、YouTubeで『世界の終わり』を観て震えた。
世界の終わり / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
1.ウエスト・キャバレー・ドライブ
始まりのベースのフレーズが、良い意味で怖くて格好良い。それだけで何かが始まる…とわくわくが止まらず、踵でリズムを取り始めたところで、ギターのカッティングと共に激しく気怠いバンドサウンドが鳴る。
2.スモーキン・ビリー
ライブでテッパンの曲。NirvanaのSmells like teen spiritのギターリフと同じくらい、頭に残るし弾きたくなる。ダイバー続出の曲。
3.サタニック・ブン・ブン・ヘッド
歌詞は曲名だけとあり、一応インストナンバーらしい。(声を楽器の一部と捉えている為)もっさり重い曲なんだなぁと思っていたら、途中で速くなる緩急のある曲。
4.ドッグ・ウェイ
これは渋めのギタリスト好きな曲だと思う。メインリフはご機嫌だし、ずっとカッティングして、ギターソロはチョーキングをキメた後、また好きにカッティングの嵐をし放題。高音のフレーズも魅せてくれる。そんなミドルテンポな一曲。
5.フリー・デビル・ジャム
ギターのリフの格好良さもさることながら、なんといっても曲中でのDrクハラさんの歌が最高に格好良い。コピーバンドでもほぼ再現され、ファンからの愛され具合が素敵。
6.キラー・ビーチ
真夏の真昼間のドライブに合う曲。「あたしのお肉を食べてよダーリン」女の子が歌ったらイラっとするけど、Voチバさんが歌うと可愛い。
7.ブライアン・ダウン
爆音でミドルテンポを切なく演奏された曲。弾く側としては迷子になってしまうが、Voチバさんの「ねぇ、ブライアン」のシャウトが堪らない。
8.ホテル・ブロンコ
"サノバビッチ"という歌詞のみ。低音で、なにか始まるワクワク感を保ったまま終わる曲。もはや次の曲へのイントロ。
9.ギヴ・ザ・ガロン
ミドルテンポで幸せに踊って眩暈を起こしてしまうような印象の曲。コロナ飲んで柵にうなだれながら頭振って聴いていたい。
10.G.W.D
8thシングル。ほどよく速いテンポの上に良い意味でねっとりした歌のAメロを経て、覚えやすいサビのメロディへ。ギターソロ後のCメロから大サビ前のブレイクで心臓を掴まれる。
11.アッシュ
ロックだし、ブルースなのだけど、少し歌謡の雰囲気も感じるような切ない曲。
どこか淡々としているドラムのリズムがメロディを際立たせている。
12.ソウル・ワープ
ブレイクがとにかく格好良い。何度でもキメたい。
13.ボイルド・オイル
跳ね具合が堪らない曲。ライジング・サンの映像がとにかく最高だから観て欲しい。
[LIVE] TMGE - ボイルド・オイル (RISING SUN 1999)
14.ダニー・ゴー
ライブを最高潮で迎えられる曲。最後の方のサビの上ハモで泣きそうになる。聴いてても、弾いてても楽しくなる曲で汗が気持ちよくかける。これもイントロからダイバー続出の曲。
- アーティスト: Thee michelle gun elephant
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 1998/11/25
- メディア: CD
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TMGEを弾くようになって、格好良いお兄さん方と出会えて貴重な財産になりました。